ミョーなことになってきた。
リチウムイオン電池の自主回収・交換問題でアタマが痛いソニー。そのおかげで、経営再建中の
三洋電機に追い風が吹くともっぱらなのだ。
実は、24日に都内のホテルで行われたソニーの「自主交換プログラム」説明会で、こんな一幕が
あった。
記者から電池不足を指摘された場面である。電池交換に力を入れるあまり、稼ぎ時の年末商戦に
ぶつける新型パソコン向けの電池が、足りなくなることを危惧した質問だ。
出席した経営陣のひとりが「バッテリーを十分供給できる生産力を持っていない」「他社には当社
以外のバッテリーを使用してもらい、当社は回収に尽力する」と回答。さらに、「一時的とはいえ
取引先が他社のバッテリーに流れるとソニーに戻ってこないのでは」と水を向けられると、「そうい
う可能性は十分にあると考えている」と付言した。
ソニーが今回の事態を深刻に受け止めているまさに証しではあるものの、ライバルにとってはチャ
ンス到来だろう。中でも、電池事業を中核に置く三洋電機にとっては願ってもない好機。
「三洋電機は携帯電話やデジカメ、そしてPC分野向けのリチウムイオン電池で世界トップのシェア
を誇る。ソニーの敵失で三洋は100億〜200億円の増収が期待されます」(証券アナリスト)
赤字経営から脱し、650億円という今期営業利益目標の達成も見えてくる。
偶然とはいえ、三洋のドン・井植敏氏のジュニア、敏雅社長が電池事業を長年推進してきたことも
好都合。
家電に詳しい経済ジャーナリストがこう打ち明ける。
「三洋の電池事業を育ててきたのが敏雅氏。以前は頼りない印象があったが、最近はエレクトロニ
クスに関する知識が深くなり、営業力も高くなっていると、役員や幹部の敏雅氏を見る目が変わって
きています。自覚が生まれ、一皮むけたとの評。この機を逃さず、敏雅氏が本気でリーダーシップを
取るなら、三洋再建に弾みがつくんじゃないですか」
ソニーがモタついているスキに、三洋が復活?ひょっとすればひょっとするかもしれない。
【2006年10月25日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/28gendainet02028994/
ソニーバッテリーリコール問題で他国と違った中国メディアの反応
ソニーのバッテリーリコール問題は国内で大きな話題となったが、中国のいくつかの
メディアではこの問題について取り上げ、日本とは違う中国ならではの考察を行って
いる。
中国国内で売られる中国製品は、値段が高ければ品質は悪くなく壊れにくいが、一方
で値段が安ければ何回か使うだけで使い物にならなくなるほど品質が悪いものがごく
普通に売られている。「結果的に儲かればそれでいい」という起業家は少なくなく、巨大
な中国市場に粗悪な製品を流しては、名前を変え粗悪な製品を売り財をなす起業家は
絶えない。一般的に消費者は聞いたこともないメーカーの製品を購入して初期不良で
あれば、購入店に訴えるのが唯一の方法と考える。
そのような環境下の中国で、ソニーの桁違いのスケールのリコールに、いくつかの中国
のIT系メディアは「ソニーに学び中国企業も問題があればリコールをしなければならない」
とソニーの対処を絶賛した。中国メディアの多くはソニーが規模の巨大なバッテリーリコー
ルを行ったため、いざというときもメーカーが誠心誠意対応してくれると捉えられ、消費者
からの信頼を勝ち取ったとこの問題を紹介し、メディアによっては「(バッテリーの問題は
意図的ではないものの)信頼を得るパフォーマンスを行うことに成功した」とも表現して
いる。
逆に中国の消費者を怒らせたIT企業のリコールも過去にある。1999年に東芝製ノート
PCのフロッピーディスクのコントローラに不具合があり、このためデータ破壊に繋がると
して損害賠償を関する集団訴訟がアメリカで起き、その結果該当するPCの所有者に数
百ドルのクーポン券が提供された。一方同モデルを購入した中国の所有者には、東芝
側から金銭的な賠償はなく、ソフト1本をオンラインで無償提供するというものであったた
め、中国各地で訴訟沙汰となった。7年も前の話だが、ソニーのリコール記事を掲載する
中国メディアは過去の悪例として引き合いに出している。
中国での過去のリコールを振り返ると、レノボが2002年に同社ノートパソコンに問題が
あるかもしれないとして、無料点検後問題があれば修理の措置を行ったほかは、中国IT
メーカー発のリコールは行われてはいない。中国メディアは「中国メーカーの製品の品質
の問題が頻繁に起きていることを考えると、リコールが必要なときにリコールをしていな
かった」とし、その原因はIT製品のリコールについての法がいまだにないためと指摘す
る。中国におけるリコール関連の法律は2004年に制定した車に関する法律「欠陥汽車
産品召回管理規定(欠陥車製品リコール管理規定)」のみで、IT製品のリコールに関
する法律はなく、早急に制定する必要があると中国メディアは訴える。
日本など中国外メーカーは製品に問題があるとわかればリコールするし、修理も購入
後一定期間は無償修理を行う。それを理由に中国メーカー製品購入をためらう消費者
は少なくない。日本と同様のアフターサービスを中国でも提供することで、日本のメーカ
ーは中国で品質、性能だけでなく、アフターケアという意味でも信頼できるメーカーと認
識されるようだ。
http://japan.cnet.com/column/china/story/0,2000055907,20317828,00.htm
富士通、交換対象のノート用バッテリーを追加---「確認済みユーザーも再確認を」
富士通は2007年3月2日、ノートパソコン「FMV-BIBLO」「FMV-LIFEBOOK」に搭載している
ソニーエナジー・デバイス製リチウムイオン電池の発火問題で、無償交換の対象製品を追加
発表した。これまで「発煙・発火の恐れなく交換対象外」としていたバッテリーパックの中にも、
実際には不具合の起こる恐れのある製品が存在する。このため富士通では全ユーザーに対し、
現在使用中のバッテリーパックが交換対象かどうか、再度確認するよう呼びかけている(発表資料)。
今回追加になったバッテリーパックは7品種3276個。このうち国内では、「FMV-BIBLO
LOOX P」「同 T」「FMV-LIFEBOOK P」の各機種に向けた2品種116個が新たに対象となった。
これまでに発表された分を含む対象製品の一覧と、交換申し込みをそれぞれWebサイトで受け
付けている。また、電話(0120-143025)でも問い合わせや交換申し込みを受け付けている。
富士通の発表資料では、対象製品が追加になった理由について「ソニーから、製造番号の確
認方法に一部不備があったとの報告を受けたため」と説明する。ソニー広報によると、「富士通
向けバッテリーパックについては、2007年1月30日にも対象製品の追加を実施していた(関連記事)。
これを受けて、念のため全製品について再度チェックをしたところ、以前に作成したバッテリーパック
の交換対象製品一覧に漏れが見つかり、不足分を今回追加した」という。http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070302/263806/?ST=kessan
ソニー、リチウムイオンバッテリの回収を全世界で実施〜VAIOのバッテリもリコールを検討
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0929/sony.htm
レノボもThinkPadシリーズのバッテリーをリコール開始
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0609/29/news020.html
ソニー、全世界でノートPCのバッテリーを自主交換
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/29/news055.html
レノボ、52万6000個のノートPC用バッテリをリコール
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20254227,00.htm
レノボとIBM、「ThinkPad」のソニー製バッテリー約52万6000個をリコール
http://www.computernews.com/DailyNews/2006/09/2006092921079AA088E42020.htm
東芝、ソニー製バッテリーパックをリコール
http://www.computernews.com/DailyNews/2006/09/20060929231593B9897A2020.htm
ソニー、ノートPC電池パックの「自主交換プログラム」を全世界で実施
http://www.computernews.com/DailyNews/2006/09/2006092921069AA088E42020.htm
ソニー:ノート型PCに搭載の電池、全世界で回収・交換
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060929k0000e020032000c.html
ソニー:PC用電池の自主回収…「復活」足元から揺らぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060930k0000m020088000c.html
ソニー全世界でPC電池リコール 空前の規模に
http://www.sankei.co.jp/news/060929/kei012.htm
東芝、ソニー製電池の回収決定 全世界83万個対象
http://www.sankei.co.jp/news/060929/kei017.htm
レノボも電池52万個リコール ソニー、同型全部交換へ
http://www.asahi.com/digital/pc/TKY200609290147.html
東芝、ソニー製電池を回収―富士通も実施方針
http://www.sanspo.com/sokuho/0929sokuho052.html
ソニー、全世界でノート・パソコン用電池の自主交換へ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249372/
ソニー、全世界で電池の自主交換に踏み切る
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249363/
レノボグループがThinkPadのソニー製バッテリーを自主回収
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249371/
ソニー製バッテリー回収で対応に揺れるメーカー
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249428/
東芝、ソニーのバッテリー自主交換プログラムを実施へ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249418/
レノボとIBMがThinkPad50万台のバッテリーを回収、ソニー製バッテリーの発火事故を受け
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060929/249317/
電池回収900万規模も ソニー、業績に打撃必至
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006101701000576
ソニー電池発火、05年12月に原因特定していた
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061003i101.htm
ソニー、電池パック回収対象は960万個、費用に510億円 〜2006年度通期見通しを下方修正
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1019/sony.htm
本田雅一の「週刊モバイル通信」 そもそもリチウムイオンバッテリは燃えるもの
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1019/mobile353.htm
日立、バッテリ交換対象FLORAの製造番号と交換方法を公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1020/hitachi.htm
ソニー、VAIOのバッテリーパックの自主交換プログラムを発表
http://ascii24.com/news/i/mrkt/article/2006/10/17/665208-000.html
ソニーが下方修正 電池回収とPS3値下げで
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/19/news061.html
ソニーのバッテリー回収は960万台に 費用は510億円
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/19/news104.html
ソニー、バッテリの自主回収プログラム開始を正式に表明
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1024/sony1.htm
ソニー電池:搭載の富士通パソコン発火でやけど
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061028k0000m040076000c.html
ソニー、電池960万個回収へ 費用、510億円見込む
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2620644/detail
デルのノートパソコン 発火事故が日本で2件
http://www.j-cast.com/2006/08/17002576.html
ソニー、VAIO type Tのバッテリ交換プログラムを開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1107/sony.htm
